2025/06/27
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色帯と指導力は別物です
🥋 秋田県で唯一の柔術専門ジム
FLOW JIU-JITSU AKITA
〒010-0921 秋田県秋田市大町2丁目6-46
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― 強いからって、教えられるとは限らない ―
ブラジリアン柔術では、帯の色がその人の実力や経験の象徴であることは間違いありません。
白帯から始まり、青帯、紫帯、茶帯、黒帯へ――段階的に昇格するその過程は、技術や知識、そして練習量の積み重ねです。
ただし、「強い」ことと「教えられる」ことは、まったく別の能力です。
どれだけ強くても、教えられない人はいる
試合で無類の強さを発揮する人。
スパーリングで誰にも負けないような圧倒的な実力者。
それでも、教えるのは苦手、あるいはそもそも指導に興味がないという人はたくさんいます。
それは悪いことではありません。
柔術の楽しみ方は人それぞれ。
「ただ強くなりたい」「試合で勝ちたい」「黙々と自分の柔術を突き詰めたい」という楽しみ方も、柔術の本質の一つです。
無理に指導を押しつける必要はまったくありません。
黒帯には「赤タグ」がある意味
しかし――
柔術の黒帯だけは、話が少し違います。
ご存じでしょうか?
柔術の黒帯には、必ず赤いタグ(レッドバー)がついています。
これはただの飾りではありません。
この赤タグの意味は、「指導者」です。
つまり、黒帯は「指導者としてのスキル」も認められた人に与えられる称号でもあるのです。
だから私は思います。
どんなに強くても、どんなに技術があっても――
「指導できない黒帯」は、まだ“黒帯未満”なのではないかと。
もちろん、指導スタイルは人それぞれです。
情熱的に言葉を重ねる人もいれば、ほとんど話さず動きで見せる人もいます。
でも、「伝える努力」「導こうとする意志」がなければ、やはり指導者ではないのかもしれません。
海外では、紫帯や茶帯にも赤タグがつく理由
ちなみに、海外の道場では紫帯や茶帯にも赤タグが入っているケースがあります。
これは「その人がすでに指導を任されている」証拠。
指導もまた、ひとつの専門スキルとして評価されているという文化です。
柔術は“技術の継承”で成り立っています。
だからこそ、「教える」という能力もまた、極めて重要な“技”のひとつ。
帯は技術の証明であると同時に、
赤タグは“人に伝える力”の証明でもあるのです。
最後に
これから色帯を目指すみなさんへ。
そして、すでに紫帯・茶帯になったみなさんへ。
強さだけじゃなく、「伝える力」も育ててみませんか?
そして、黒帯を目指すあなたへ。
ただ強いだけではたどりつけない領域。
それが「黒帯=指導者」だと、私は思っています。
教えることは、自分の技術を言語化し、さらに深く理解するチャンスでもあります。
そして何より――誰かの「できた!」に立ち会える、最高の喜びです。
柔術がもっと広がるために。
そして、柔術を通じて人を育てるために。
指導という新しい柔術の世界にも、ぜひ一歩踏み出してみてください。
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